もち苺枕草子





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大塚国際美術館 :: 2013/06/10(Mon)

ここ一週間少し遠出していくつか行ってきました。
今回の小旅行の風景は、友達に助けてもらって魅力的な景色を沢山教えてもらいました。

でも写真は1枚もありません(もらった写真が1枚ありますがw)、写真に頼りすぎるのを少しやめようと思い撮りませんでした。
ブログもツイッターにも残さず自分の中に仕舞うつもりです。

あ、綺麗だな。とか面白いなと感じた時に例えば花としてそれを写真に残しておくと、あとでその写真を見た時にそのときのことを思い出して、あぁ、あの花が綺麗だったなと思い返すことが出来ます。
記憶を記録する、写真はそんな媒体だと思います。

ただ、私の場合、どうにもその被写体に視線がいってしまうんでしょうね、写真を見返したときの感動を薄く感じることが多く、花の綺麗さはその写真に残ってるので思い出しても、花弁の生々しい質感や、葉や花匂いや、周囲にあったもの、それを思い出すのに1拍空くんです。もっと言うと思い出そうとして初めて思い出す感じです。
そんなこんなで、友達の写真を撮るぐらいは全然問題なかったかもと今更思うのですが、風景に関しては一切写真に収めるのをやめようという小旅行でもありました。

ただ、大塚国際美術館。これは別だと思ったのでこれについてだけ書こうと思います。
(写真はないので文字だけになりますし、伝えきれるとは思えませんが)


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徳島にある大塚国際美術館、ご存知の方も多いかもしれませんが、ここに展示されているのはレプリカで本物ではありません。といっても、その再現性は本物と余裕で見紛う程。というか私はほとんどの作品で差がわかりませんでした…。確実に違うと分かったのはゴッホのひまわりと、ボッティチェリのプリマヴェーラ、モネの大睡蓮ぐらい…少ししか見たことがないようなものは、全く分かりませんでしたw
見ただけでレプリカと分かってしまうような人はそのたびに興ざめしてしまうかもしれませんが、私には全く問題なかったので楽しむことができました。
最初に時間をかけすぎてしまい、結局しっかりじっくり見る事ができたのは1000点以上の作品のうちの3割程度だったかもしれません。

特に感動したのは、受胎告知のギャラリーブースでした。
受胎告知は聖書の中で語られている為、多くの画家がこれをテーマに手がけているわけですが、受胎告知のブースでは連続的にそれぞれの画家の受胎告知を見ることが出来ました。
私は聖書について詳しくないのでこれまた勿体無いことをしたなとこのとき後悔したのですが、恐らくここに展示されていた受胎告知はルカ福音書を元にしていたと思います…確信はありませんがw
天使のガブリエルが聖母マリアにイエスが宿ったことを伝えにくる瞬間を描いたものがほとんどだったように記憶していて、それぞれの面白さを感じました。



ダヴィンチの受胎告知は聖書を読んでいるマリアにガブリエルが告げているシーン。
テレビで見たり、本で見る程度でしか見たことのなかった絵ですが、少し距離を置いて4,5歩遠くから見てみるとマリアとガブリエル、二人の距離がとても良く見えました。ガブリエルは手を少し前へ翳す様にしていて、マリアは左手で驚くようなポーズ、右手は聖書を抑えたまま。
本来、身体も本を読んでいたいたというにしては手前を向きすぎていて聖書を真剣に読んでいたようには見えませんし、どこか縁起臭いというと言葉は悪いですが…、驚きの度合いを物凄く薄く感じました。
しかし、その二人の距離がとても良いように感じられたのは、ガブリエルからの告知が非常に物静かなものに見えるからでしょうか。それか何か計算されたものなのか。
完全に私の勝手な解釈になってしまいますが、他の受胎告知はガブリエルがまさに伝える瞬間や伝えている最中で、その口や動作からは音が発せられているように思います。
でもこの絵は少し違う気がします、静かで、出来すぎているけれども美しい。出来すぎているから美しいのかもしれませんが、会話をしているようでしていないような、していないようで出来ているような。どちらかといえばマリアもガブリエルの話を聞く姿勢をとっていて、ガブリエルも告知するその仕事を全うし、互いに肉体的にだけでなく精神的にも向かい合っての告知、という他の絵とは違っていました。

このダヴィンチの受胎告知を非常に静かな作品と感じたのに対し、(確か)その近くにあった

ティントレットの受胎告知は動きもリアリティもある絵で対照的だったのが印象的でした。マリア驚く表情も、旋回するような天使達のラインも、ガブリエルの服の皺も。


普通にこの絵だけを見たのでは気付かなかったかもしれないことに気付けたのは、大塚美術館に来てこそだったと思います。次はもう行くことがないかもしれないぐらいの場所なので、行けて本当に良かったです。

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